こんにちは。中田です。「視神経脊髄炎の治療」を公開しました!
診断されて間もない人に何を使うか、それぞれの薬の使用と注意点、クラスター期をどう乗り越えるか、生物学的製剤はのような人に検討するか、薬価の問題、B細胞除去療法とコロナ、高齢者と生物学的製剤などまとめました。
遅くなりましたが、これで去年のウェブフォーラムの編集はおしまいです。
ありがとうございました!
医療費のこと(手術)
今回の手術の明細が届きました。手術費、入院費、薬代合計で約78万円です。
3割負担なので支払いは24万円になりますが、高額療養費制度を使わせていただきました。高額療養費制度とは、医療費が家計の負担にならないように考えられた制度です。所得に応じて1カ月の上限額が設けられています。
→高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省・PDF)
私は「エ」の区分なので上限額は57,600円。78万円の医療費が3割負担で24万円、その上57,600円で済むようにしていただいて感謝しかないです。ありがとうございます。
このように医療費が高額になるということがあらかじめ分かっている場合は、健康保険組合に連絡して「限度額適用認定証」を発行してもらいます。ということを私は忘れていて、入院1週間前に申請しました。
申請方法をネットで調べながら知ったことなのですが、マイナ保険証に対応している病院であれば、この限度額適用認定証がなくても、マイナ保険証を使うことで自動的に高額療養費の適用が受けられるそうです。事故や急な手術などで限度額適用認定証が間に合わない場合は、マイナ保険証を利用するといいと思いました。
また、マイナ保険証がなくても、マイナ保険証に対応している病院であれば、健康保険証で限度額を確認・対応してもらえることも知りました。
→マイナンバーカードの健康保険証利用について(厚生労働省・PDF)
このように、医療費が高額になることに対する救済措置が存在することは、本当にありがたいと思っています。
結局、入院前日に限度額適用認定証が届き、私はそれを利用しました。
医療費のこと(難病)
私は普段から難病の医療費助成も受けていて、私の所得だと1カ月の上限額は5,000円です。現在4週間に1回、ケシンプタを使っていて、この薬は1本23万円。3割負担だと76,000円くらいです。それを5,000円で使えるようにしていただいて、こちらも感謝しかないです。
この分の医療費を誰が負担してくれているか、私は国と都道府県で折半だと思っていました。しかし大半は都道府県が負担していると聞きました。聞いただけで未確認ですが、いずれにしても多くの人々のおかげで、こうして負担なく治療を受けることができています。ありがとうございます。
この医療費助成は年に1回、更新の手続きが必要です。所得に応じて上限額が決まるので、所得状況を毎年、確認してもらう必要があるからだと聞いています。
いくつかの書類に記入し、限度額管理表のコピーを取ったり、主治医に臨床調査個人票を書いてもらったりして、書類をきちんと揃えます。私は1文字1文字丁寧に、多くの人々に感謝しながら書類に記入しています。
BCP129号進捗状況
全力で進めているバナチPlus129号。医療監修が必要な箇所は今週、一気に完成しそうです。
- 特集「再発のきっかけ」最終確認中
- 相談MS「有効性が高い薬に変えた方がいい?」最終確認中
- 相談NMOSD「生物学的製剤のメリットとデメリット」最終確認中
- 相談MOGDA「予防治療のまとめ」最終確認中
- おくすりのこと「薬とサプリメント」最終確認中
- 主治医との付き合い方「主治医への伝え方」最終確認中
- 日常生活のおはなし「先を考えると不安」原稿完成
- 海外ニュースは全て初稿待ち
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