こんにちは。中田です。
第65回日本神経学会学術大会に参加してきました!
新ガイドラインのシンポジウムにおいてお医者さん向けに、このガイドラインをどのように利用してほしいかをお話しさせていただきました。
会場であるホールB7の広さをホームページで確認したところ、結構な広さだと知り、スライドの文字サイズはこれを基本にしました↓
シアター形式で600人収容の会場はほぼ満席で、立ち見もありました。スライドが後ろの方まで見えたことを願います。
持ち時間は15分。お伝えしたいことは山ほどあって、話の構成にだいぶ悩みました。開催2週間前から頭の中にあることをランダムにメモに書き出し始め、
最初に3疾患全体の現状の課題を挙げ、それをイメージしていただけるよう、ふだん患者さんやご家族からお寄せいただくお話からフィクションの事例を作り上げ、そこから先生方にお願いしたいことを伝える構成にしました。
最後に、患者の訴えは大抵合っているから、その時点で病気に関係あるかどうか判断できなくてもカルテに書いてほしいこと、そしてガイドラインをもとに患者と一緒に治療法を検討してほしいとまとめました。
その際、ガイドラインにもある「患者の好みも勘案」を大事な選択要素の1つに入れてほしいと伝えました。
スライド完成後は数日、猛練習。その中でスライドを微調整していきます。対面での講演は事前準備がすごく大変で、ポリシーとして対面の場合、講演メモは熱量が散るのでNGとしています。今回は日本神経学会のシンポジウムということで緊張感も数日、半端なかったです。
言い過ぎてしまったか、言い足りなかったか、曖昧だったかなと反省しているところですが、「よかったよ!」と言ってくださる先生も多く、無事にこなせたことで合格としたいと思います。
終了後はお世話になっている先生と一緒に企業ブースに行って、MediVRの方々と歓談。
バイオジェンさんのブースではコーヒーをいただきました。分身ロボットのOriHimeがいました。お恥ずかしながら、OriHimeのカフェをバイオジェンさんがサポートしていることを知りませんでしたし、OriHimeによるスポーツ大会を主催していることも初めて知りました。病気や障害により外出が難しい方々が分身ロボットを通じて社会参加できるしくみ、素晴らしいと思います。
ノバルティスさんのブースではベリー系のスムージーをいただきました。そしてふと、これを発見しました。
感動が止まらない・・・
先生方によるこれらのメッセージをみなさんにも共有したくて、掲載許可をいただきました。一緒にあゆんでくれる主治医がいれば、私たち患者も頑張れます。
このあたたかく、そして力強い企画を考えてくださったことに感謝しています。
せっかく参加できたので他の企業ブースにも行きたかったのですが、ここで力尽きました。
移動に関して
東京国際フォーラムには電車で何度か行ったことがあるのですが、今回はタクシー。会場の裏手で降ろされてしまい、最も近い入口が分からなくなりました。
大雨の中、片手に折りたたみ傘、片手にロフストランド杖でがんばっていたら、自販機補充のお兄さんが走ってきて入口を教えてくれました。神様でした。
会場では、演題に登るまでに4段のステップがありましたが、大会事務局の人が肩を貸してくれました。PC受け付けの方も、負担ない移動ルートを考えてくれました。新野先生は演台に椅子を用意しましょうかと言ってくれました。
多くの人の優しさに触れさせていただいた1日でした。みなさまありがとうございました。
運営はみなさまからのご寄付に大きく支えられています。ぜひご支援をお願いいたします!→「ご支援のお願い」