こんにちは。中田です。コロナ第7波の拡大で、3疾患の患者さんにおいても感染したという話が増えてきました。感染したらどうしたらいいか、ふだん使っている薬はどうすればいいのか、不安なことと思います。
そういった不安に少しでもお応えできないかと思って、まとました。
→コロナ感染が疑われる場合・感染した場合
他にも、コロナが重症化するのではないか、病気が再発するのでは? など、不安は尽きないですよね。コロナの重症化については、その人の年齢や身体障害度、糖尿病や高血圧などがあるか、またワクチン接種の有無などにもよるので一概に言うのは難しいですが、病気の再発については下記を参考にしてください。
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感染症と病気の再発
多発性硬化症も視神経脊髄炎もMOG抗体関連疾患も、病気の発症・再発のきっかけに「感染症」が挙げられています。新型コロナウイルスも感染症なので、感染することで病気が再発する可能性はあります。
→新型コロナウイルス感染症(MS)
→新型コロナウイルス感染症(NMOSD)
→新型コロナウイルス感染症(MOGAD)
注意してほしいのは、コロナも含めて感染症にかかったからといって、必ずしも病気が再発するわけではないです。でも再発するかもしれないし、やっぱり感染したら再発には注意です。コロナが治った後もしばらく、できるだけ無理しないでゆっくり過ごすようにしてください。
再発を起こしやすい要因と再発を抑える要因
私はMSになってそろそろ30年です。再発予防治療をしていなかった20代の頃は特に再発回数が多く、数え切れないほどのパルス療法をしてきました。
これまでの病歴を振り返ると、私の場合ですが、再発はどうも、再発を起こしやすい要因が再発を抑える要因に勝った時に起こるように感じています。
〜私の場合の要因〜
再発を起こしやすい要因:過労、寝不足、季節の変わり目
再発を抑える要因:休む、寝る、好きなこと
なので、再発を起こしやすい要因が強い状態のときは、抑える要因を強めるようにしています。コロナに感染したら休んで寝て好きなことをする。全部しようと思っています。
とはいえ再発予防治療は基本です。予防治療を始めてからは明らかに再発は減り、再発要因のバランス以上に、治療によって守られている部分が大きいと感じています。
動画編集の状況(NMOSD分子標的薬)
ここ数日取り組んでいたカット編集が終わりました。理解しやすい流れにするため、だいぶ細切れにして、話の順番をかなり入れ替えました。
明日とあさっての2日間、同志社大の学生さんとワークショップを行うのですが、この動画の補足テロップを検討してもらうことにしています。
最初に私から「視神経脊髄炎とは」「4つの分子標的薬」「ステロイドと免疫抑制剤」「従来の治療の状況」などを説明して基礎知識を付けていただいて、そして実践してもらいます。
ものすごく難解な内容なので、これにどう向き合ってもらえるか、楽しみにしています☆
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