[更新記録]
2024年08月31日 全体を改訂
2023年09月26日 全体を改訂
2022年12月30日 序文を少し変更
2022年08月27日 よくある質問更新
2022年08月22日 新規公開
多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMOSD)、MOG抗体関連疾患(MOGAD)において、コロナ感染が疑われる場合や感染した場合にはどうしたらいいか、あらかじめ主治医に確認しておくといいでしょう。
ここでは、コロナ感染における3疾患の患者さんへの注意点や、よくある質問をまとめています。
3疾患の治療は継続
感染が疑われる場合も感染した場合も、3疾患で使っている薬は継続してください。自己判断で減らしたりやめたりすると3疾患が悪化する恐れがあります。ただ、薬によっては投与を延期せざるを得ないことがあります。下記をご覧ください。
そのまま継続(MS)
ベタフェロン、アボネックス、コパキソン、テクフィデラ、イムセラ・ジレニア、メーゼント、ケシンプタ(自己注射の場合)
そのまま継続(NMOSD)
ステロイド薬、免疫抑制薬、エンスプリング(自己注射の場合)
そのまま継続(MOGAD)
ステロイド薬、免疫抑制薬
延期の可能性(MS)
タイサブリとケシンプタ(自己注射ではない場合)は延期になることがあります。主治医に連絡してください。
延期の可能性(NMOSD)
エンスプリング(自己注射ではない場合)、ソリリス、ユプリズナ、リツキサン、ユルトミリスは延期になることがあります。主治医に連絡してください。