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今号も全部お勧め記事ではあるのですが、中でも見どころとして「特集」「日常生活のおはなし」「医療相談」「寄稿」をご紹介していきます。
特集「対症療法」
季節の変わり目はいつも、症状に関するご質問が増えてきます。そこで3疾患で生じる可能性がある症状や障害のうち「高次脳機能障害」「疲労」「疼痛・しびれ」「排尿障害」「排便障害」「性機能障害」について、その対処法を近藤先生に書いていただきました。
先生は診療ガイドラインの関連箇所に改めて目を通し、ご自身のご経験も加えてまとめてくださいました。1つの冊子になるほどの情報量であるにもかかわらず、9ページでコンパクトにまとめられています。これだけ別刷で配布できるほど必読の内容です!
日常生活のおはなし「皮膚科の先生に聞きました」
「日常生活のおはなし」では今回、「日光とビタミンD」を取り上げました。
このテーマで解説するといつも「必要とはいえ紫外線は害にもなるのでは?」「日焼け止めクリームは塗らない方がいい?」といった疑問がありました。
そこで昔からお付き合いのある皮膚科の先生に大変ご無沙汰なご連絡を差し上げ、取材に応じていただきました。
知り合った当時は慈恵医大の皮膚科の先生。今は人形町で開業している上出先生です。せっかくの機会なので、皮膚に関する別の疑問も含めてお答えいただきました。
- 日焼けと防御のバランス
- 日焼け止めクリームはどう考えたら
- 紫外線と皮膚がん
- ステロイド治療中の美容脱毛
- ステロイド治療中に皮膚が弱くなった
- 帯状疱疹初期症状とMSの感覚症状
とっても丁寧に教えてくださった上出先生に感謝しています!
→ひふのクリニック人形町
→ひふのクリニック人形町YouTube
MS医療相談「運動と疲労のバランス」
運動は大事だと分かっているものの、運動すると疲れてかえって動けなくなる。といった話を聞くことがあります。中には数日、疲れが持続してしまう人もいます。それが怖くてなかなか運動できないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、とても簡単ではありますが、そのような場合はどうしたらいいかと解説しました。
MSに限らず、NMOSDやMOGADの方にも参考になる内容になっています。
寄稿「症状によってMOG抗体検査方法を考える」
今回はMOGADがテーマです(その分MOGADの海外ニュースは少なめです)。
血液だけで陽性だったり、髄液だけで陽性だったり、MOG抗体測定結果の捉え方は難しいですよね。これについて東北大学の松本先生に原稿を依頼しました。
MOGADの血液と髄液では免疫動態が違う可能性があること、症状や所見から血液と髄液のどちらの抗体を測定するのがいいかというお話を解説してくださいました。
患者向けではあるものの、やはり理解が難しい所が数か所ありました。ここで活躍してくれたのが校正ボランティアさんです。校正さんのご意見を元に先生に相談し、さらに分かりやすい記事になったのではないかと思います。
終わりに
以上、見どころをご紹介しました。
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