多発性硬化症(MS)の多くは、再発と寛解を繰り返しながら、症状が徐々に悪化する進行期に入ります。
進行期に入るまでの期間は人によりますが、病巣ができるのを抑え、症状が徐々に悪化する進行期に入らないようにしておくことが必要です。そのために使われるのが再発予防・進行抑制の薬です。経過を改善するという意味合いで「疾患修飾薬(disease-modifying drug : DMD)」と呼ばれます。
日本では2024年3月現在、下記8種類のDMDが承認されています。
ベタフェロン®(インターフェロン・ベータ1b)
皮下注射・2日に1回 →Q&A
アボネックス®(インターフェロン・ベータ1a)
筋肉注射・1週間に1回 →Q&A
コパキソン®(グラチラマー酢酸塩)
皮下注射・1日に1回 →Q&A
テクフィデラ®(フマル酸ジメチル)
飲み薬・1日2回 →Q&A
イムセラ®、ジレニア®(フィンゴリモド)
飲み薬・1日1回 →Q&A
タイサブリ®(ナタリズマブ)
点滴・添付文書上は4週に1回 →Q&A
メーゼント®(シポニモド)
飲み薬・1日1回 →Q&A
ケシンプタ®(オファツムマブ)
皮下注射・4週に1回 →Q&A
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