視神経脊髄炎(NMOSD)は再発を繰り返すのが特徴です。再発の程度も大きく、1回の再発で歩けなくなったり目が見えなくなったりすることもあります。このようなことを繰り返すと障害が増えていってしまうため、NMOSDでは診断されたらすぐ、再発を予防する治療を始めます。
NMOSDの再発予防薬には、大きく分けて、経口の免疫抑制薬と生物学的製剤があります。日本では2024年3月現在、下記5種類の生物学的製剤が承認されています。
ソリリス®(エクリズマブ)
点滴・2週間に1回 →Q&A
エンスプリング®(サトラリズマブ)
皮下注射・4週間に1回 →Q&A
ユプリズナ®(イネビリズマブ)
点滴・6カ月に1回 →Q&A
リツキサン®(リツキシマブ)
点滴・6カ月ごとに2週間隔で2回 →Q&A
ユルトミリス®(ラブリズマブ)
点滴・8週間に1回 →Q&A
関連動画
→治療選択の際に考慮する要素(ウェブフォーラム2023)
→視神経脊髄炎においてよくある質問
→視神経脊髄炎の治療(ウェブフォーラム2022)
→視神経脊髄炎の分子標的薬・4製剤の使用経験